ロックのすゝめ ~1990年代、蘇ったロックの立役者たち編~
みなさんこんにちは。
今回は僕が生まれた1990年代をピックアップしたいと思います。
90年代のロックシーンはいわば、ロックの再興と言えるでしょう。
80年代に一度落ち込んだロックをまた、メインストリートへと昇華した時代と言えます。
90年代には、ロックの歴史において重要と言えるバンドが数多く存在します。
今回は、その中で、当時のロックシーンで異彩を放ったアメリカのバンドを紹介します。
1990年代のアメリカではオルタナティブ・ロックと呼ばれるジャンルが流行しました。
非商業的であり、それぞれが唯一無二の音楽性を主張していました。
そのオルタナティブロックバンドの中で、最重要なバンドが、
Nirvana、Pearl Jam、Sonic Youth、The Smashing Pumpkins
の4バンドです。
Nirvana
ニルヴァーナは、90年代オルタナティブロックを代表するロックバンド。1988年、『Love Buzz』でデビュー(青字をクリックすると曲に飛びます)。
1991年に発売された2ndアルバム、『Nevermind』はおよそ3000万枚以上を売り上げたと言われています。
しかし、アンダーグラウンド思考だったフロントマンのカート・コバーンは、アンダーグラウンドとメジャーの板挟みになり、27歳で自殺しました。
代表曲の『Smells LIkes Teen Spirit』は、過激な歌詞とダイナミックな構成の楽曲で、若者の鬱屈した感情を刺激し、爆発的にヒットしました。
ちなみに、ドラムのデイブ・グロールはニルヴァーナの解散後、Foo Fightersというロックバンドを結成。
現在のロックシーンでは、トップレベルの人気を誇るバンドです。
30年以上前に解散したにも関わらず、未だにファンを増やし続けている伝説的なロックバンドです。
Pearl Jam
パールジャムは、独自の精神性と圧巻のライブパフォーマンスで多くの人たちを圧倒し続けるロックバンド。
1991年に『Alive』でデビュー。
デビューアルバムの『ten』はオルタナティブロックシーンのみでなく、90年代の音楽シーンにおいても、大きな金字塔を打ち立てたアルバムです。
ポストパンク的な音楽性だったニルバーナと比較すると、ハードロック的なサウンドであり、迫力のあるエディ・ヴェダーのボーカルと合わさって、重厚感のあるサウンドでした。
社会的な歌詞が特徴的で、当時のアメリカの若者の代弁者的な存在として、カルト的な人気がありました(反して、日本などのアジア圏では共感が得られず、知名度がかなり低いようです)。
ライブアルバムが大量にリリースされており、本物のライブバンドを知るためにも聞いてみるのも良いかもしれません。
Sonic Youth
ソニックユースは、1984年に『Death Valley '69』でデビュー。
1970年代から活動をしているらしいんですが、アメリカでは当初、全く人気が出なかったらしいです。
しかし、ヨーロッパでは当時のシーンにどハマりし、好評を受けたようです。
その後の90年代に、アメリカ内での評価が高まりました。
男声と女声の特徴的なツインボーカルで、ノイズを駆使した轟音サウンド。
ノイズロックと呼ばれるジャンルの代名詞的なバンドでもあります。
抜きん出た音楽センスを持ちながら、芸術的なセンスも評価されていて、アルバムやポスターのアートワークはとってもCOOLです。
彼らはファッションセンスもあり、ロックキッズの憧れの的でもあります。
代表曲は、『Teen Age Riot』、『100%』など。
ちなみに、ギター/ボーカルのサーストン・ムーアとベース/ボーカルのキム・ゴードンはロック界のおしどり夫婦として有名。
The Smashing Pumpkins
スマッシングパンプキンズは、1990年に『I Am One』でデビュー。
デビュー当初はセールスに伸び悩んでいたが、のちに優れた音楽性で高い評価を受け、オルタナティブシーンの代表的なバンドへとのし上がりました。
『Today』は日本を代表するロックバンド、Dragon Ashの代表曲である『Grateful days』にサンプリングをされて、使用されていることでも有名です。
ボーカルのビリー・コーガンの特徴的なボーカルと、美しいメロディが織りなす素晴らしい楽曲たちを数多く生み出し、アメリカを席巻したモンスターバンドです。
以上が、1990年代にアメリカのロックシーンを牽引したロックバンドです。
もちろん、これらは一部に過ぎないので、後々、紹介していければなと思います。
それでは。
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